南区社会福祉協議会

文字サイズ

共に生き支え合う南区地域づくりフォーラムを開催いたしました

2023.12.14

 

12月10日(日)、共に生き支え合う南区地域づくりフォーラム 第15回南区社会福祉大会を開催いたしました。

第1部の南区社会福祉協議会表彰では、9名の方々への表彰が行われました。昭和から令和まで、実に30年余にわたり、南区の地域福祉に尽くされ、この度感謝状をお渡しした田中清彦前南区社協会長より、謝辞をいただきました。

 

 

その後基調講演として「一人の不幸も見逃さない!~藤里方式でつくる町民みんなが活躍できるまちづくり」と題し、秋田県藤里町社会福祉協議会会長の菊池まゆみ様を講師にお招きし、ご講演いただきました。

菊地会長からは「『ひきこもりの解決』なんて社協には出来ないだろう、と言われたときに…風邪をひいたときに風邪を治すことはできないけれど、辛さに寄り添い、温かい食事を用意したり着替えを用意したりといった、傍らでその人が快適に過ごせるようにすることは、みんなができること。福祉には、そういうことができるんではないか。そういう風に、地域の方々に話しかけて、ひきこもりや長く働いていない方々のためにできることをいろいろ考え、やってきた」というお話や、「ひきこもりについて理解できないという高齢者の方も、『こみっと(福祉の拠点で、ひきこもりの方々をはじめ、地域の誰もがが来所して過ごせる場)』でそうした方々と会い、話をすることで相手を知ることになり、それがとっても大事なのだと思う」といったお話がありました。

「寄り添いや伴走」・「共に生きていることの実感」が、ひきこもりの方々も認知症の高齢者の方々も同じ藤里町に住む人という意識づくりと、誰もが活躍できるような地域のしくみづくりにつながっていったのだと感じるお話でした。

 

第2部のパネルディスカッションでは、「みんながいきいき活躍できる地域づくりを考える」をテーマに、南区内の庄瀬地区・茨曽根地区から地域の取組みを、南区社協からはひきこもりの方々の活躍できる場づくりの取組みを報告しました。

庄瀬地区からは8月から開始した住民主体の生活支援サービスにおいて、区内初の、自家用車を使った通院の付き添い送迎支援について、現状と課題、参加している地域の方々の声などの報告がありました。具体的に8月から何件の依頼があり、どんな形でお手伝いしたかという報告と、通院という地域生活課題を地域住民だけで担うのではなく、行政や社協、専門職も共に考え、よりよい方法にチャレンジしていきたいというお話があり、まだチャレンジしていない地域にとっても、大変参考になるお話でした。また、社会福祉協議会としても庄瀬地区で見えてきた課題に対し、地域と共に動いていかなければいけないと身の引き締まる思いでした。

茨曽根地区からは、子どもが活躍し輝ける地域づくりとして、子ども達の自己肯定感を高めることを目的に、地域をあげて様々な活動を子どもの力で実施していく取組みについて報告いただきました。少子高齢化の進んだ地域では子育て世帯はマイノリティになってしまい、子どもも子育て世帯も孤立しがちになりますが、子ども達の笑顔と育ちを守っていく地域をあげての活動が見えることで、子どもや子育て世帯の安心感につながっているというお話でした。

南区社協からは、令和4年度から実施しているひきこもりの方々の集う場「らっくら」から、新たな活動を目指す方々のために、社協の外にひきこもりの方々を理解し、活動ができる場をつくろうとする仕掛けについて報告しました。実際に農業のお手伝いボランティアに取り組んでみた方の事例から、農業の盛んな南区で、農家や家庭菜園を行っている地域の方々に、ひきこもりについて理解を広げていこうという現在進行形のお話でした。

 

 

172名の地域の方々がご参加され、活発に質問も出されました。

それぞれの地区で「○○地区方式」、南区も「南区方式」で、地域みんながいきいき活躍できるまちづくりに取り組んでいこう、という気持ちを確認し、フォーラムを終了しました。

Copyright© Minami Ward Council of Social Welfare,All rights reserved.